株式会社AXNエンタテインメント

番組審議会

開催年月日 2024年(令和6年)12月12日
開催場所 株式会社AXNエンタテインメント 恵比寿オフィス会議室
出席者 重村一、明智惠子、内山隆、大宅映子、中山雅葉子、脇田直枝(計6名)
審議番組 警部ジェラルディ 孤高のブリュッセル捜査線(原題:Salamander)
放送日程 字幕版:2025年2月 9日(日)夕方5:00スタート、2週連続で日曜夕方5:00から6話連続放送(全12話)
番組内容  ブリュッセルの銀行で66 個の貸金庫が盗難に遭い、さらに盗難の被害者が次々と死んでいく事件が発生。主人公の警部ジェラルディが捜査に当たり、被害者全員が秘密組織「サラマンダー」の一員であることが明らかになる。
 国を揺るがす大事件に巻き込まれたジェラルディが真相を突き止めようと奮闘する、クライム・サスペンス。
 ベルギーで最も成功したスリラー作家の一人バヴォ・ドーゲの小説を元にドラマ化された本作は、2012年に本国ベルギーEén(現VRT 1)で放送された際に、56%以上のマーケットシェアを獲得した大ヒットクライムドラマ。2014年にはイギリスBBC Fourや、フランス、スイス等でも放送され、人気を博した。シーズン2が制作された2018年には、北米を代表する国際テレビ番組の祭典バンフ・ワールド・メディア・フェスティバルのロッキー賞にノミネートされた話題作。
 主人公ジェラルディを演じるのは、2006年の映画「Tangier(英題)」でモントリオール世界映画祭 最優秀男優賞を受賞したフィリップ・ペータース。
審議概要

各委員からのご意見まとめ

  • 主人公が魅力的な俳優。日本では知名度がないのが功を奏しており、主人公と他の俳優が出てきたときに、すぐに主人公とわからないところが良い。主人公をあまり特定せず、複眼的な視点で第1話は色々な出来事があることを予想させるのに、良いキャスティングだと思った。
  • サラマンダーという組織の話だろうが、1話だけでは銀行強盗の話にみえるため、広報的にも説明をいれていくべきであろう。
  • ベルギー作品とのことで、ほぼオランダ語でストーリー展開されている。そのため、オランダ語が耳慣れないこと、字幕から目が離せないので、少し疲れると感じた。何か工夫ができるとよいと思った。
  • 冒頭が暗い雰囲気で始まったので疲れたが、後半になると日本のリクルート事件を彷彿させるような国を揺るがす大事件になる布石が見え、面白かった。
  • 音楽ではなく、足音や、紙の音などの効果音で不安や不気味さを感じさせる技術に感心した。
  • 落ち着いて、ゆっくり観られたという第一印象。とても良い作品。

以上