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リュック・ベッソン監督の大ヒット作「ニキータ」から生まれた2つの物語
ブリジット・フォンダ主演のハリウッドリメイク版『アサシン』(93)も、ペータ・ウィルソンが主演した『ニキータ1997』(97~01)も、ニキータの初任務を描くある場面はオリジナルの映画『ニキータ』(90)をなぞったが、最新作『NIKITA/ニキータ』はちがう。ヒロインのニキータ(マギー・Q)はスパイ組織“ディヴィジョン”に復讐を挑む。
モデル出身で、日本の資生堂のCMに出演したこともありながら、役者に本気でアクションをさせる香港映画界で活劇スターとして成長したマギー・Q。ハリウッド大作でも活動したが、初の“アジア系ニキータ女優”としてこれほど適したキャスティングは無い。
同時に、ニキータというと組織のハードな訓練を通じて成長していく彼女が魅力的だっただけに、『NIKITA/ニキータ』でも相当するキャラに期待してしまうが、ニキータの協力者である組織の訓練生アレックスがそうだ。『キック・アス』(10)ではニキータも真っ青の“ヒット・ガール”の陰に隠れた感こそあるが、ボンクラな主人公が憧れる美少女ケイティに扮したリンジー・フォンセカが、アレックス役を魅力たっぷりに熱演。 『デッド・ゾーン』『BONES』に参加してきた気鋭のクリエイター、クレイグ・シルヴァースタインのもと、『CSI:科学捜査班』初期のメイン監督だったダニー・キャノンが第1話他を演出するなどスタッフも充実。ドラマファンなら期待せずにいられない!
リュック・ベッソン監督のヒット映画『ニキータ』(1990)を下敷きに、その個性的な物語世界をTVドラマ化し、どこまで拡大し、面白くできるか。そんな果敢な試みに挑んで成功したのが1997~2001年に製作されたTVドラマ『ニキータ1997』。後に大ヒットドラマ『24-TWENTY FOUR-』(01-10)を手がけるジョエル・サーナウ、ロバート・コクラン、ジョン・カサー監督らが参加。また、『LOST』 (04-10)のJ・J・エイブラムスが先がけて製作し、AXNが放送した『エイリアス』(01-06)への影響も大きかったはず。
警官殺しの重罪犯となった不良少女ニキータ(ペータ・ウィルソン)は、罪を帳消しにできる提案を受ける。それはスパイ組織「セクション・ワン」に所属すること。ニキータは組織のマイケル(ロイ・デュプイ)のもと、過酷な特訓を受けて一流工作員となるが、「セクション・ワン」は目的のためなら工作員を捨て駒にしかねない非情な組織。「セクション・ワン」内でも熾烈な派閥抗争があり、いつしかマイケルに好意を抱いていたニキータだが、結局は誰も信用できないと痛感。やがて次々と明らかになる衝撃的事実の数々。それらは見る者すべての予想を超えていく!
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ドラッグほしさに薬局を襲撃した際に起きた警官殺害事件で有罪に。しかしニキータに警官殺害の記憶はない。 |
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偶然通りかかった路地裏で起きた警官殺害事件で、無実の罪を着せられて有罪に。終身刑を宣告されてしまう。 |
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文/池田 敏
















































