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TVシリーズ「スターゲイト」(97~06)の原案は、映画「インデペンデンス・デイ」(96 )や「GODZILLA ゴジラ」(98)のディーン・デブリンローランド・エメリッヒが1994年に製作した映画「スターゲイト」である。元々二人は、この設定を映画のシリーズとして考えていたが、あまりに莫大な制作費がかかるために、MGMは映画シリーズの構想を中止して、「新アウターリミッツ」(95~02)などのジョナサン・グラスナーブラッド・ライトにTVシリーズ化を相談。二人が、この設定に無限の可能性を見てTVシリーズ化が決定した。

ゲイトの防御設備"アイリス"の設定はジョナサン・グラスナーが考えた。「だって、このままじゃゲイトを通って次々と侵略者が地球にやってくるじゃないか!」と語ってる。

ゲイトが開いてエネルギーが奔流し、ゲイト内部が鏡面となる印象的なシーンは"Kawooch"エフェクトと呼ばれているが、一見CGかと思われるこのシーン、実は巨大な水槽に上方から空気砲を打ち込んでそれを横から撮影するという、実にアナログな方法で撮影されている。しかし、それだけにCGでは描ききれないような微妙なエネルギー飛沫やキラキラと光るゲイト鏡面が描写されている。

キャスティングで最初に決定したのはオニール大佐役のリチャード・ディーン・アンダーソンで、これはスタジオのあるバンクーバーでは以前「冒険野郎マクガイバー」(85~92)の撮影が行われていて、同作品の製作総指揮のマイケル・グリーンバーグの推薦を受けたものだった。アンダーソンは、映画版でオニールを演じたカート・ラッセルと会ってTV版のオニールの役作りをしてから撮影に挑んだ。 その他の役は、オーディションなどで選出されたが、もっともすんなり決まったのはティルク役のクリストファー・ジャッジで、彼が会場に入ってきて一言しゃべる前にブラッド・ライトは「彼こそがティルクだ!」と決まったという。 逆に最も難渋したのがダニエル・ジャクソン博士役で"ナイーブな科学者にして他の惑星に出向く冒険家"という難役だったために、500人以上のオーディションの末にマイケル・シャンクスが選ばれた。

冒険活劇と思われがちな「スターゲイト」(97~06)であるが、シーズン1での「恩讐の彼方に」や「凍りつく孤独」などの社会派作品や感動作もある。 中でも「エネルギー・クローン」は、MGMテレビジョンの社長ハンク・コーエンのお気に入りで、彼は「傑作揃いの『スターゲイト』(97~06)の中でも、これは特に私の記憶に残る作品だ。私は、この話をTVドラマの国際見本市に持っていってイギリスやドイツのバイヤーの前で上映したが、上映が終わると皆泣いていたよ。」と語っている。

文/松岡 秀治

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