ストーリーStory

ロサンジェルスの下町のファーミントン地区は貧困な白人、黒人、ヒスパニック、東欧移民などの様々な人種が混在し、麻薬取引、暴力、盗難、誘拐、レイプが横行する犯罪多発地域である。このファーミントン署でギャング専門のストライク・チームを率いる刑事ヴィック・マッキーは容赦ない強引な捜査で高い検挙率を上げていたが、そのためには悪人に手と手を組んだり、犯罪者の上前をはねて捜査の足しにすることもいとわぬタフさを持っていた。
ファーミントン署長のアセベダは政局に進出するための議会への点数稼ぎとしてストライク・チームに目をつけ、マッキー刑事の汚職を告発するために部下のハイアット刑事をストライク・チームに潜入させる。しかし、これを察知したマッキーはハイアット刑事を犯人との銃撃戦で狙撃されたように仕組んで撃ち殺してしまう。
仲間の警官を殺したことに良心の呵責を感じる相棒のシェーンを叱咤しながらもマッキー刑事とストライク・チームは次々とギャング団を逮捕すると同時に麻薬の横領や、アルメニアギャング団のマネー・トレイン(マネー・ロンダリング用の資金)の強奪などを行っていたが、アセベダに所業を感ずかれ、ストライク・チームは解散させられてしまう。
しかし、アセベダが市会議員となり、後任となった新任の女署長ローリング(グレン・クローズ)によって対ギャングチームが結成されることになり、マッキーの手腕が見込まれ、チームは復活する。
マッキー刑事はローリング署長と共に苦闘の末に黒人ギャング団ワン・ナイナーズを率いるアントワン・ミッチェルを逮捕するが、ローリング署長は住民をも対象にした強引な捜査・処罰によって検察局からにらまれ、署長を解任されてしまう。
一方、ストライク・チームへの内部監査を受けて委員会からジョン・キャバナー警部補(フォレスト・ウィテカー)が派遣されてきた。マッキー刑事をターゲットとしたキャバナーは執拗に彼の周囲を調査し、さらに告発のために罠を張り巡らせる。キャバナーはストライク・チームの一員であるレムが単独で行ったヘロイン盗難をたてにレムを脅してマッキーを陥れようとするが、これに感づいたマッキーたちの機転で逆に恥をかかされてしまう。
新署長にクローデットが任命され、キャバナーはヴィックの事件から手を引くように命令されて一件落着かと思えたが、キャバナーが最後にレムに司法取引を持ちかけたと知ったシェーンはストライク・チームが彼に売られることに恐怖して、レムを爆殺してしまう。
レムを殺され、怒り狂ったマッキーは容疑者となった様々なギャング団を追い込むが、その末にシェーンが犯人と知ってしまう。マッキーの怒りに恐れをなしたシェーンは今までの悪事を記録してマッキーから身を守りながら、逃亡資金を貯めていた。
そんな時、マッキーのあまりの捜査の乱暴ぶりから検察局はマッキーに辞職勧告を与える。数日のうちに処遇を明確にしないと退職させられてしまうというのだ。
そのころ、ファーミントン地区でメキシコギャングとエルサルバドルギャング、アルメニアギャング達の抗争が表面化してきていた。退職を回避しようとしたマッキーはファーミントン地区を乗っ取ろうとするメキシコギャングと戦うためにアセベダを巻き込もうと画策するのだが…
文/ 松岡 秀治








