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CSIの特徴
あなたの好みは?でも全部見るのも楽しい!
「CSI:」3部作の特徴

筆者はオリジナルの「CSI:科学捜査班」(00~)を生みだし、「CSI:マイアミ」(02~)「CSI:NY」(04~)も企画したクリエイター、アンソニー・E・ズイカーとLAのスタジオで会って話を聞いたが、彼いわく、「僕も36年暮らしたラスベガスは毎年300万人が訪れる24時間眠らない町」で、「CSI:科学捜査班」にぴったりだったといい、その成功を受けて企画した「CSI:マイアミ」は「(ベガスと)正反対で、セクシー、ビーチ、太陽というイメージが完璧な」南の楽園マイアミを舞台にしたとか。そしてまた「CSI:NY」でも反対に、大都会NYを舞台にしたという。
日本の約25倍の国土を持ち、国外に対してモンロー主義を標榜すると共に、国内についても地方分権国家である米国は、それそれの町に土地柄ができやすい国でもある。各「CSI:」にも、舞台となる町の雰囲気のちがいが色濃く反映されている。

「CSI:科学捜査班」の舞台ラスベガスは、砂漠に巨大なカジノやホテルが林立し、夜が訪れるとそれらをネオンが彩る美しい観光都市。全米各地から多彩な人々が押し寄せ、欲望を解放させる町でもある。それゆえ事件も犯行の背景も多彩。何とも「CSI:」の原点にふさわしい。番組を象徴するカラーは、夜の闇に映えるネオンのカラフルな原色の数々だ。
「CSI:マイアミ」の舞台はラスベガスから遠く離れた、米東海岸で最も南にある楽園都市、マイアミ。一年中暖かく、セレブの豪邸が建ち並ぶ一方、中南米に近いことから密輸などの国際犯罪の拠点になることも多く、やはり犯罪ドラマ向けの舞台だ(AXNでも放送中の1980年代のヒットドラマ「マイアミ・バイス」でも舞台となっている)。
また、広い海や空など自然に恵まれ、そこではラスベガスで起きないような大事件・大事故も起きる。番組のカラーは太陽を思わせるオレンジだ。

「CSI:NY」の舞台は、人口800万人が住む全米一の巨大都市、ニューヨーク(NY)。だからラスベガス以上に何でもありでエキセントリック。摩天楼から地下まで犯行現場の種類は多種多様で、おかしなパーティで事件が起きたり、変態チックな人間関係が犯罪に発展することも。作品世界が意外と近いのは「X-ファイル」(93-02)ではないか!? 気になる番組のキーカラーは、シーズン1ではNY風のダークブルーだったが、シーズン2はそこから暗さを取り除き、大都会ならではの多彩な色に明るいブルーが時々見える感じ。
また各「CSI:」は、CSI(科学捜査班)の各主任も個性に違いがある。科学者タイプのクールなグリッソム(「~科学捜査班」)、正義に燃える熱い男ホレイショ(「CSI:マイアミ」)、9・11のテロで妻を失いながら、それら両方の要素を持つテイラー(「CSI:NY」)。
まずは実際に、全部の「CSI:」が見られるAXNのオンエアで、その目で見比べてほしい。
文/アメリカTVライター 池田 敏









